神代 Ancient era
大和代 Yamato era
平安代 Heian era
鎌倉代 Kamakura era
足利代 Asikaga era
徳川代 Tokugawa era
近代 Modern era
現代 Contenporary
1334 | 建武元年 |
正月、北国各地に紅雪ふる。▼王代一覧 | |
2月18日、太白星が昴を犯す。▼大日本史 | |
8月17日、紫宸殿にて藤原広有が人首蛇身の鳥を射落とす。▼太平記、大日本史 ●いつまで | |
11月15日、護良親王鎌倉に流される。▼大日本史 | |
1335 | 建武2年 |
8月3日、鎌倉に大風、大仏殿が倒壊。▼大日本史 | |
1336 | 建武3年 |
護良親王、首を討たれる。▼太平記 徳川代になると、護良親王はしばしば魔王格の役割で芝居や絵本などにも登場するようになる。▼ | |
1342 | 康永元年、興国3年 |
この年、天変多く天然痘はやる。▼大日本史 | |
1345 | 貞和元年、興国6年 |
春、下野国に石降る。▼大日本史 | |
春、鎌倉に怪しき光とぶ。鶴岡八幡宮鳴動す。▼大日本史 | |
1349 | 貞和5年、正平4年 |
6月11日、四条河原の田楽の桟敷が将棋倒れ、死傷者多し。天狗の仕業との噂。▼太平記 | |
1352 | 元和元年、正平7年 |
8月12日、蚩尤旗が西の空にでる。▼大日本史 | |
1359 | 貞治元年、正平17年 |
6月、興福寺の仏像、脇より血流す。▼大日本史 | |
1361 | 康安元年、正平16年 |
6月22日、雪ふりて寒さ冬の如し。▼太平記 | |
1365 | 貞治4年、正平20年 |
疫病や天然痘はやる。▼大日本史 | |
1368 | 応安元年、正平23年 |
4月、乾の方角に彗星。凶であるとされる。▼鳩嶺雑事記 | |
5月1日、桃の実のような大きさの雹が降る。▼鳩嶺雑事記 | |
1370 | 応安3年、正平25年、建徳元年 |
10月8日、赤色の気が北の空にでる。その体焼亡を見るがごとし。諸人希異の思。▼鳩嶺雑事記 | |
11月6日、赤気北気が北の空にでる。深赤色先々超過、諸人目を驚す。白色黒色などの大小の筋、赤色の上に南北へ光明のごとく現ず。希代の形色なり。▼鳩嶺雑事記 | |
1371 | 応安4年、建徳2年 |
9月、赤色の気が空にでる。▼鳩嶺雑事記 | |
1376 | 永和2年、天授2年 |
6月22日、丑の方角の空に彗星。光3尺あまり、その色白。▼鳩嶺雑事記 | |
6月27日、亥の方角の空に1丈あまりの光。▼鳩嶺雑事記 | |
1388 | 嘉慶2年、元中5年 |
5月、雪ふる。▼閑窓自語 | |
1416 | 応永23年 |
4月25日、北野社に頭は猫、体は雉、尾は蛇の怪鳥。大竹をひしぐような音を発して鳴く。退治され川へ流される。▼看聞御記 ●大竹鳥 | |
1417 | 応永24年 |
5月8日、都の一条あたりの酒屋に下女に化けた古狸が酒をのみに来るが犬にみあらわされる。▼看聞御記 ●飲酒古狸 | |
1420 | 応永27年 |
河内国に緑の毛ある亀でる。▼新補倭年代皇紀絵章 | |
1447 | 文安4年 |
一条兼良、関白となる。▼ | |
1449 | 文安6年、宝徳元年 |
5月ころ、京都に八百比丘尼が来る。門をとざしてひとには会わないというていだったが、貴者100銭・貧者10銭で門内に入れたという。▼中原康富記(5月26日)臥雲日件録(7月26日) ●八百比丘尼お幾ら | |
1457 | 長禄元年 |
猿沢の池 、血のごとく赤くなる。▼新補倭年代皇紀絵章 | |
1460 | 長禄4年 |
京都に、関東に出た怪物の図つたわる。▼臥雲日件録 | |
1464 | 寛正5年 |
洛中に大光物が舞い飛ぶ。かたち頭人身竜尾蛇鳥羽。▼立川寺年代記 ●不思議光物 | |
1472 | 文明4年 |
▼一条兼良『花鳥余情』この頃の成立。 ●『源氏物語』の註釈書。「妖通力」という語が登場している。 | |
1477 | 文明9年 |
7月、北国各地に紅雪ふる。▼王代一覧 | |
1481 | 文明13年 |
陸中国尾去沢に化鳥でる。▼尾去沢大森親山獅子大権現御伝記 | |
1482 | 文明14年 |
5月、洪水。信濃国では5月25-30日、大雨がつづき洪水。▼後鑑、親長記、諏訪神長守矢氏旧記 | |
9月14-15日、多田院が鳴動する。▼後鑑 | |
1484 | 文明16年 |
吉田神社に大元宮が建造される。吉田兼倶によって天神地祇八百萬神をまつる。▼ | |
1486 | 文明18年 |
9月10日。東河原で光がみえる。「狐の火」ではないかと言われる。▼『長興宿祢記』(『改訂史籍集覧』) | |
1493 | 明応2年 |
11月5日、将軍塚が鳴る。▼『親長卿記』 | |
南都(奈良)で猿沢の池が泥のようになって魚が死んだり、春日山が鳴動したり東大寺に火柱が立つなど色々な怪異がつづく。▼『親長卿記』明応2年11月5日 | |
11月14日、松尾神社や多田神社も鳴る。▼『親長卿記』(…諸所鳴動怪異非只事恐懼々々) | |
1494 | 明応3年 |
6月19日、空に旗雲が出た。▼『親長卿記』6月20日 | |
1521 | 大永元年 |
12月22日、京都の空に 光り物 、西の方へ飛ぶ。▼新補倭年代皇紀絵章 | |
1534 | 天文3年 |
安芸国の釜が渕にて淵猿ひとを襲う。荒元重これを退治る。▼老媼茶話 | |
1542 | 天文11年 |
種子島にポルトガル人が漂着する。▼ | |
1549 | 天文18年 |
五本松と天王で勧進として蜘舞をした法師が評判。「天狗に習った」などとの噂が出た。▼『図説庶民芸能 江戸の見世物』 | |
1569 | 永禄12年 |
武田信玄 、駿河国の龍池山国分寺の薬師如来像を鋳潰すも、首のみ残り寺へ飛び帰る。▼駿国雑志 | |
1570 | 元亀元年 |
長崎が港としてひらかれ、ポルトガル船が来るようになる。▼ | |
1572 | 元亀3年 |
大和の春日山で数千本の木が枯れる。原因は背は五色にして跡前に角ある虫たちが木を食べてしまったこと。木をくらふ音、山をひびかす。▼永禄以来年代記●背五色 | |
1587 | 天正15年 |
豊臣秀吉、キリシタン禁教令を下す。▼ | |
1590 | 天正18年 |
8月1日、徳川家康が江戸城にはいる。八朔の起原。▼武江年表 | |
江戸の銭瓶橋に伊勢与市が銭湯風呂をはじめる。▼武江年表 | |
1594 | 文禄3年 |
3月、豊臣秀吉の一行、高野山中で無聊のため猿楽を演じさす。途中、にわかに雷雨起こり下山する騒ぎ。▼真書太閤記 | |
1596 | 慶長元年 |
6月12日、諸国に霾(つちぼこり)や4、5寸の毛が降る。▼武江年表 | |
1601 | 慶長6年 |
11月2日、江戸で大火。草葺きの家が大火のモトとされ、家々が板葺きやになる。▼武江年表 |